2015年10月17日土曜日

技術力の低い人 限定ロボコン(通称:ヘボコン) 紹介動画 【第18回文化庁メディア芸術祭 エンタテインメント部門 審査委員会推薦作品】

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●技術力の低い人 限定ロボコン(通称:ヘボコン) 紹介動画 【第18回文化庁メディア芸術祭 エンタテインメント部門 審査委員会推薦作品】
2014/09/04 に公開
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デイリーポータルZ主催、技術力の低い人のみを対象としたロボット相撲大会の様子です­。2014.7.19@東京カルチャーカルチャー。ノーカット版はこちら https://www.youtube.com/watch?v=mt48h...
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ダイヤモンドオンライン 2015年10月17日
http://diamond.jp/articles/-/80060

日本人のロボット愛を見た…「ヘボすぎるロボコン」に潜入!

 ハイテクノロジーを集めたロボットが制御不能になり、地球滅亡の危機に瀕する。
 その時、人類は……。
 ハリウッドのSF超大作映画は、だいたい、こんなストーリーだ。
 ところで、最初からハイテクノロジーを放棄し、ロボットの「制御不能なさま」を楽しむイベントが人気を集めている。
 技術力の低い人限定のロボットコンテスト、その名も「ヘボコン」。
 一体、何を競うのか!?
 ヘボコン富山大会に潜入してみた。

  「ヘボコンIN富山」は10月8日、富山市の中心商店街で開幕した文化庁メディア芸術祭富山展の一環として開かれた。
 第1回のヘボコンは昨年7月に都内で開催され、
 国内外合わせて、すでに40回以上続いている。
 また、米国やアジア、
 欧州など海外での開催は35回を数え、一大ムーブメントとなっているらしい。

 試合はトーナメント形式で争う。
 ルールは、縦1メートル、横0.5メートルの板を試合場とし、倒れたり、外に出たりしたら負け。
 遠隔操作や自動操縦が可能な機能が付いたものは、「技術力が高すぎる」としてペナルティーがある。
 トーナメントを勝ち上がったロボットは優勝、準優勝として表彰を受けるが、
★.最高位は観客から「ヘボさ」が認められた「技術力が最も低かった賞」。
 勝ち負けより、「ヘボさ」が重視される大会なのだ。

 開会式を前に集合した16体のロボット、一見するとガラクタの山である。
 スナック菓子の空き箱や、おもちゃ、粘土、100均で購入した素材などを組み合わせ、プラモデル用の車輪やキャタピラーに固定してある。
 ちょっと触れると壊れそうだったり、モーター音が時々、途切れたりするものばかり……。
 本当に、ヘボい。

 ヘボコンを主催し、大会の司会も務める石川大樹さんは、ロボットの最終チェックをする参加者のぎこちない手元を見ながら、うれしそうに解説してくれた。

  「本番に備えて練習し過ぎると、壊れます。
 運搬中も要注意です。
 決まり手は『自滅』がほとんど
 ……まず、思った通りに動きません」

 工学部の学生が目の色変えて取り組んでいるロボットコンテストとは、全く異なる催しである。
 ロボットの動力は、その多くが乾電池。
 エアーポンプや息を吹き込んで動くロボットもある。
 ハロウィーンにちなんでかぼちゃを載せたり、ゴキブリホイホイを使ったり、クサヤをぶら下げたり……何でもアリだ。

 参加者は司会者とのやりとりで、「制作にあたって失敗したことや妥協点」すなわち、「ヘボ・ポイント」を語る。
 たとえば、こんな感じだ。

 「ソーラーパネルを使ったのに曇っていて動かないので手持ちライトを使っている」
 「ポンプ式のかえるのおもちゃを8連装備したが、かえって重くなり前進できない」
 「2人の操作者が息を合わせないと前進できないが、息が合っていない」

 作り手の必死さが空回りするのが本番の醍醐味。
 戦いに技術的な駆け引きはほとんどなく、会場は終始、爆笑に包まれている。
 「ヘボい」ということをさげすむのではなく、温かい笑いが起こるのが、ヘボコンならではの味わいである。
 優勝は、金沢市のグループが制作した「ブリリアントブリ小僧」、
 準優勝は新潟大学生のサークルが作った「チューリップトキライスどすこい」
だった。
 前者は富山湾の冬の味覚・ブリを掲げ、
 後者は富山の花と新潟の鳥などをモチーフとしている。
 「地域密着型」のロボットがトーナメントを勝ち上がった格好である。


●優勝した「ブリリアントブリ小僧」

 最も栄誉ある「技術力が最も低かった賞」には富山県魚津市在住の会社員による「V8」が輝いた。
 空気を送ると動くカエルのおもちゃを8個連ねてある。
 この会社員、実は地元メーカーの技術職らしいが、高度な技は出ず、カエルも跳び上がらなかったという「ヘボさ」が評価され、栄冠を掴んだ。


●「技術力が最も低かった賞」に輝いた「V8」

審査員賞は人間ドラマあふれる2体が選ばれた。
 父親の尿管結石からヒントを得て作られたロボットと、会場となった商店街にあるビリヤード店の店主の写真を前面に出した力作である。
 これらは性能とは全く関係ない魅力をアピールし、会場の笑いを誘っていた。

 この大会には異色の参加者がいた。
 米国のジャーナリスト、スティーブン・フェザーストーンさんである。
 科学雑誌の取材で、ヒューマンロイドや介護用ロボットなど、精巧な日本のロボットに関心を抱いて来日し、「ペリ子」なるロボットを1日で作り上げて緊急参戦した。

  「ハイテクロボットと『コインの裏表』のように対照的な存在として『ヘボコン』に興味を持った。
 石川さんの『勝ちや高性能を狙うのではなく、まず作ることが大切』という言葉に共感できる」(フェザーストーンさん)

 制御不能のロボットに心酔する参加者の姿に、日本人のロボット愛を見たということか?
 大会はまだまだ続く。
 10月24日と31日には都内で、11月7日には北九州で開催する予定だ。

(ライター・若林朋子)
※dot.より転載





●技術力の低い人限定ロボコン in 関西(通称:西ヘボコン)ノーカット版
2015/04/10 に公開
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デイリーポータルZ主催、技術力の低い人のみを対象としたロボット相撲大会の様子です­。2015.3.28@グランフロント大阪。
※優勝、準優勝の表彰シーンだけ録画できていませんでした。すみません!!




●技術力の低い人 限定ロボコン(通称:ヘボコン) ノーカット版(USTREAM録画)
2014/10/31 に公開
デイリーポータルZ主催、技術力の低い人のみを対象としたロボット相撲大会の様子です­。
2014.7.19@東京カルチャーカルチャー。ダイジェスト版はこちら https://www.youtube.com/watch?v=YCx_s...
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