
●チコタン 2015/01/10 に公開
『
ロケットニュース24 2015/06/04
http://rocketnews24.com/2015/06/04/590998/
【閲覧注意】君は究極のトラウマ合唱曲「チコタン」を知っているか?
小学生や中学生の頃、年に1度はあった合唱コンクール。
クラスで力を合わせ、来る日も来る日も練習を重ねたあの日……。
おせっかいな女子や、非協力的な男子がいたりと、振り返ると胸がキュンとする甘酸っぱい思い出である。
合唱コンクールで歌われた曲は地方によって色合いが異なるが、つい先日、関西地方でよく歌われていたという『チコタン』という、タイトルはチャーミングな合唱曲を知ったのだが……。
これが究極のトラウマ曲!
マジで背筋が凍りつくような圧巻の内容なのだ。
●・「チコタン」は女の子の名前
結論から言ってしまおう。
チコタンは超バッドエンディングで幕を閉じる曲である。
たしかに合唱コンクールで歌われる曲は、戦争を題材にしたものなども存在し、必ずしも明るく前向きな曲だけではない。
それにしても……!
チコタンはその落差がハンパないのだ。
「チコタン」とは同曲内で歌われる少女「チエコ」の愛称で、チコタンのことを大好きな「ぼく」と2人が歌詞の中心人物になっている。
曲は10分オーバーの超大作で、歌は以下の5つの物語で編成されている。
■その1:「なんでかな?」
幼い少年「ぼく」が、クラスメイトの「チコタン」に恋をし、どうしてこんなに彼女が好きなのか戸惑う。
■その2.:「プロポーズ」
「ぼく」は思いきってチコタンにプロポーズをする。
■その3:「ほっといてんか」
「ぼく」の家は魚屋を営んでおり、一人っ子の「ぼく」が店を継がなければならない。
しかしチコタンは魚嫌いであったため、「ぼく」は失恋してしまう。
■その4:「こんやく」
魚嫌いのチコタンだが、エビ・カニ・タコは好きであるということが判明する。
「ぼく」は「エビ・カニ・タコだけ売る日本一の魚屋になる」と宣言し、チコタンと将来結婚することを約束する。
■その5:「だれや!?」
ところがその直後、チコタンは突然の交通事故に遭い亡くなってしまう。
──落差ッ!! 4と5の世界観の違い!!! なんでなんでなんで?
チコタンを死なせなくたっていいじゃない!
ハッピーエンドでいいじゃない!!
しかもこれ小中学生が歌う曲でっせ?
こんなの200%トラウマになるでしょ……!
●・当時の「交通戦争」をテーマにした曲だった
実はこの曲、昭和30年代に交通事故での死者数が激増し、社会問題にもなった「交通戦争」を示唆した内容であり、チコタンの死は始めから決まっていたようである。
それにしても……!
それにしても……!!
やり切れなさだけが心に残り、後味は決してよくない。
ちなみに歌詞が関西弁であるため、関西地方での合唱コンクールで歌われることが多いそうだ。
マジでトラウマになるほど強烈な内容だから、閲覧の際は覚悟を決めてからにしてくれよな!
』
●堀小4年生合唱「チコタン」
静岡県菊川市立堀之内小学校