2015年11月3日火曜日

「下町ロケット」成功の秘訣はキャスティング戦略だった:ズバリ言うと私の好みではない!

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 「新技術」みたいなものは大好きである。
 だが、ドラマとしての「下町ロケット」は面白くも何ともない。
 ただ暗いだけ。
 好みなので視聴率がいいのはウケている人が多いということであろう。
 それはそれである。
 個人としては『偽装の夫婦』のほうがはるかにいい。
 

●[新ドラマ]最新映像1分まとめ! 池井戸潤 直木賞受賞作 10/18(日)スタート『下町ロケット』【TBS】


産経新聞 11月3日(火)9時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151103-00000508-san-ent

好調・TBS系「下町ロケット」成功の秘訣はキャスティング戦略だった…

 10月期のTBS系日曜劇場「下町ロケット」(日曜午後9時)が、好調なスタートを切っている。
 視聴率は第1話16・1%、第2話17・8%、第3話18・6%と右肩上がり。題名通りのロケットスタートを実現した理由の一つは、「NHK以上」といえるキャスティング戦略にありそうだ。(三品貴志)

■朝と昼の「顔」も出演

 原作は、社会現象となった「半沢直樹」で知られる作家、池井戸潤さんの同名小説。
 父が経営していた下町の工場を継いだ佃航平が、仲間とともに困難を乗り越え、ロケットエンジン開発の夢を追う姿を描いている。
 主演の阿部寛をはじめ、倍賞美津子、吉川晃司、杉良太郎…と、出演者もベテランぞろいだ。

 さらに、TBSの朝と昼の「顔」といえる2人が出演しているのも見逃せない。
 佃(阿部)の元妻を演じる真矢ミキと、佃の工場を弁護する弁護士役の恵俊彰だ。
 真矢は朝の情報番組「白熱ライブ ビビット」で、恵は昼の「ひるおび!」で、それぞれ司会を務めている。

■「狙っていない」はウソっぽい

 阿部寛ら出演者は10月のドラマ開始前、番組宣伝のため「ビビット」「ひるおび!」に相次ぎ出演。
 共演者でもある真矢、恵と軽妙なやり取りを交わしていた。
 今回のキャスティングは、ドラマと帯番組を連動させ、3番組を盛り上げようという作戦なのでは…?

 「『狙っていない』と言っても、ウソっぽいですよね」。
 TBSの津村昭夫取締役は10月28日の記者会見で、3番組の相乗効果を期待していることを認めた。

 津村取締役は「2人ともMC(司会者)ですので、(ドラマを)視聴者に届ける『窓』を広げたい、というのはあります」と説明。
 その上で「もちろん真矢さんも恵さんも、役者として非常に魅力的」とフォローし、キャスティングに自信をにじませた。

■情報番組MC、異例の連ドラレギュラー

 新ドラマの出演者がPRを兼ねて情報番組やバラエティー番組にゲスト出演するのは、ほかの民放局でも恒例化している。
 ただ、逆に、情報番組の司会者が連続ドラマにレギュラー出演するのは非常に珍しい。

 最近では、NHK「スタジオパークからこんにちは」司会者の一人、戸田恵子が、連続テレビ小説(朝ドラ)「まれ」のナレーションを担当するケースはあった。
 NHKは以前からドラマと情報番組を巧みに連動させており、「あさイチ」司会者の井ノ原快彦と有働由美子アナウンサーが、直前まで放送された朝ドラの感想を言い合う「受け」への期待は大きい。
 「宣伝しすぎ」との批判も含めてドラマへの関心を高めているのは事実だろう。

 今回のTBSの戦略をNHKに例えれば、井ノ原や有働アナを大河ドラマにレギュラー出演させるようなもの。
 こう比較してみると、TBSはNHK以上に大胆、といってよさそうだ。

■「3匹目のどじょう」狙う

 TBS系「日曜劇場」といえば、半世紀以上の歴史を持つ伝統枠。
 重厚なドラマも数多く放送され、今年4月期の「天皇の料理番」も、数々のドラマ賞を受賞。
 インターネット上では「(同じ日曜の午後8時に放送されている)NHK大河よりも大河っぽい」といった声も上がっていた。

 TBSの津村取締役は、NHKへの対抗意識は「特にない」としつつ、「日曜夜は、学校や会社を明日に控えた視聴者にとって、元気の出るドラマを届けていきたい」と強調。
 平成25年7月期の「半沢直樹」、昨年4月期の「ルーズヴェルト・ゲーム」に続き、池井戸ドラマで“3匹目のどじょう”を狙うTBSの本気は、どこまで通用するか-。

 (文中の視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)



現代ビジネス 2015年11月04日(水) 高堀 冬彦
https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=1373239284673676154#allposts/postNum=0

まだ間に合う。絶好調ドラマ『下町ロケット』を見逃すな! 
その圧倒的な面白さのヒミツに迫る

■ゲーム感覚で楽しめるTVドラマ

 初回終了の後、本コラムで「抜群に面白い」と書いた『日曜劇場 下町ロケット』(午後9時)が、予想通りに高視聴率を記録している。

 初回が16.1%で2話が17.8%、3話にいたっては18.6%と今期ドラマ最高視聴率を獲得した。
 よく言われる「視聴者のドラマ離れ」は限定的な話に過ぎず、面白い作品は確実に支持を得ることが示された。

 『下町ロケット』の好調で思い出したのは、スマートニュース社・松浦茂樹ディレクターの言葉である。
 同社はスマホとタブレット端末向けにニュースを配信しているが、ライバルは新聞や雑誌、テレビではないという。
 「ライバルはゲーム」と語っている。

 「『ニュースを見るよりゲームをしている方が楽しい』と言われてしまったら、それまで」(毎日新聞10月15日付朝刊)。

 この言葉は今のTVドラマにも当てはまるはずだ。
 ドラマよりゲームの方が楽しいと思われてしまったら、見てもらえない。
 90年代までとは違い、ドラマのライバルは裏番組だけではなくなった。

 にもかかわらず、今も90年代までの感覚で制作されている作品は少なくない。
 酷いものになると、まるでバブル期のトレンディードラマのままに見える。
 それでは視聴者に受け入れられるはずがない。

 ゲームが楽しいのは、目標や敵の存在があるからだ。
 目標を達成すると満足感が得られるし、敵を倒せばスカッとする。
 そして何より、自分が参加できる。
 その点、テレビは一方通行のメディアだから、どうしても不利。
 そんな弱点を補い、まるでゲーム感覚で楽しめるのが、『下町ロケット』である。

 まず、主人公で町工場「佃製作所」を経営する佃航平(阿部寛)が愛すべき男だから、感情移入しやすい。
 感情移入できる航平の前に次々と敵が現れ、倒していくので、見る側も痛快であり、まるでゲームをしているような感覚になるのだ。

 序盤の敵は難癖のような訴訟を突き付けてきた一部上場企業「ナカシマ工業」と、困った時には知らぬ顔を決め込むメインバンク「白水銀行」だった。
 序盤らしく、わりと簡単に倒せる敵だったので、さしずめ"ザコキャラ"といったところだろう。

 この作品はゲームの中でもRPG(ロールプレイングゲーム)に近い。
 航平は敵の「ナカシマ工業」を倒す際、辣腕弁護士の神谷修一(恵俊彰)らの力を借りた。
 RPGにも味方の存在は不可欠だ。
 味方の優劣が勝敗までを決めるのは御存じの通りである。

 ストーリーが進むにつれて内容が複雑化し、仲間に敵が紛れ込む怖れすらあるのもRPGの特徴。
 この作品もそうだ。

 3話では「佃製作所」内に不協和音が生じ始め、技術開発部の若手エンジニア・真野賢作(山崎育三郎)らが航平の方針に異を唱え始めた。
 また、やはりRPGと同じく、強敵として、ロケットの自社開発を目指す超大手企業「帝国重工」が立ち塞がる。

 RPGに通じるとはいえ、作品全体の質が高いから、いわゆる"クソゲー"の類ではない。
 原作者の池井戸潤氏(52)が希代のストーリーテラーで、元銀行マンとしてビジネスの現場も熟知している上、演出する福澤克雄ディレクター(51)らが原作の面白さを映像で忠実に再現しようとしているからだろう。
 八津氏の脚本もテンポが良く、手に汗握らせる。

 この3人が2年前の『半沢直樹』と同じ面々なのは知られている通り。
 いま振り返ると『半沢直樹』もRPGに近かった。
 半沢直樹(堺雅人)が支店長の浅野(石丸幹二)や大和田常務(香川照之)らの敵を次々と倒していったのだから。
 その際、同期の仲間・渡真利(及川光博)らの力を借りた点も共通する。

■原作は池井戸潤の最高傑作!?

 期待できるのは、小説版『下町ロケット』のストーリーが、『半沢直樹』を超えるほどに上質であるところ。
 単なるエンターテイメント小説の域を超え、当代屈指の売れっ子作家・池井戸氏の最高傑作との呼び声も高い。


●池井戸潤による原作『下町ロケット』小学館文庫

 そのストーリーだが、ドラマでは3話までに「帝国重工」が「佃製作所」に対し、ロケットエンジンのバルブシステムに関する特許の譲渡を申し込む。
 だが、航平はこれを拒絶し、バルブ製品そのものの提供を提案する。
 町工場とはいえ、メーカーなのだから、当然の申し出だった。

 だが、「帝国工業」側は、町工場などに作れるものかと鼻で笑う。
 これも超大手企業の感覚なら、仕方がないことだろう。
 ところが、実際に航平たちの技術を見せられると、顔色を失ってしまう。
 焼け野原を技術力で大国にした日本人の琴線に触れる展開だった。

 ソニーもシャープも町工場からスタートしたのは知られている通り。
 それが、押しも押されもせぬ大企業になった途端、威光に陰りが見え始めてしまった。
 ひょっとしたら、町工場だからこそ持ち得る情熱が薄らいでしまったからかもしれない。
 ほかにも大企業による不祥事は後を絶えない。

 小説版『下町ロケット』は、自分たちのレゾンデートルを見失いかけている日本人に、原点を示してくれるストーリーになっていた。
 実社会が透けて見えた。ウケるはずだ。

■阿部寛も吉川晃司も全員がハマリ役

 役者陣の演技も素晴らしい。
 ほぼ全員がハマリ役と言える。

 初回と2話では「佃製作所」の経理部長・殿村直弘の立川談春(49)や神谷修一弁護士役の恵俊彰(50)らが名演を見せたが、3話以降のキーパーソンである吉川晃司(50)の起用も面白い。

 吉川が演じているのは、「帝国重工」の宇宙航空部部長・財前道生。
 まずは圧倒的な存在感に驚かされた。
 同社の社長・藤間秀樹に扮するのは「杉様」こと芸歴50年以上の杉良太郎(71)だが、決して貫禄負けしていない。

 吉川の存在感は折り紙付きだ。
 2013年の大河ドラマ『八重の桜』では西郷隆盛に扮した。
 「おいおい、西鄕どんは太っていて、眉毛は極太だろう?」という外野の声をよそに、類い稀なる存在感で演じきってしまった。

 今回も吉川流を押し通し、財前になり切るのだろう。
 そもそも吉川は誤魔化しが利かない舞台の仕事を何度も成功させており、やはり巧い人なのだ。

 吉川は20年ほど前から何度か取材しているが、この人はドラマの出演依頼が多いものの、滅多に引き受けない。
 作品と役柄に惚れ込まないと、やらないのだ。
 恋愛ドラマの類は何度も断ったと聞く。
 『下町ロケット』の原作と財前役には相当の魅力を感じたのだろう。
 ちなみに吉川は大の読書家である。

 落語家の談春、タレントの恵、アーティストの吉川とは違い、主役の阿部寛(51)はプロの役者だが、やっぱり巧い。
 今の日本で屈指の演技巧者だろう。年齢を重ねるごとに渋みが増してきたところも魅力だ。
 その気になれば、海外進出だって可能だろう。

 『下町ロケット』においては、航平をスーパーマンと思わせないところに巧さを感じる。
 航平が優秀なエンジニアで、誰からも好かれる好人物というだけでは、その存在が立派過ぎて、遠い存在になってしまう。
 ところが、航平は身近に思える。人間臭いからだ。

 「ナカシマ工業」から訴訟を起こされたとき、「なんだこりゃ」と情けない声を上げたり、訴訟用の想定問答がおぼえられずに「ダメだこりゃ」と嘆いたり。
 さりげない演技だが、航平の人物像を浮き彫りにするには重要な場面だった。

 約200人の従業員を率いながら、高校生の娘・利菜(土屋太鳳)には形無しであるところも愛らしい。
 コメディもシリアスもどっちもOKの阿部だからこそ出来る演技だろう。
 髪を染めず、一部を白髪のままにしているところにも町工場の経営者らしさが出ている。
 阿部が役になり切ろうとしていることの表れだろう。

■視聴率30%超えもある!?

 さて、原作を読んでいたり、あるいはWOWOW版やTBSラジオ版のドラマに接したりした方は御存じの通り、航平の前には今後も敵が現れる。
 そして、難題にぶつかる。

 ネタバレは避けるが、RPGを超える意外な展開が待っていることは約束できる。
 この役者陣とスタッフなら、きっと感動も与えてくれるはずだ。
 その上、後半からは未知のストーリーに入っていく。
 朝日新聞で連載中の『下町ロケット2』の内容が、同時進行で盛り込まれるのだ。
 異例の試みであるが、おそらく期待を裏切らないだろう。

 キーワードは「プライド」だ。
 今の日本人が忘れかけてしまい、ビジネスの現場ではほとんど聞かれなくなってしまった言葉だ。
 仮にプライドが重んじられていたら、東洋ゴムや旭化成建材の偽装事件は起きていない。

 『下町ロケット』の好調で思い出したことが、もう一つある。
 近年のドラマ界は購買力の高いF1層(20~34歳の女性)とF2層(35~49歳の女性)の視聴者にこだわるうち、全体から見放されていたのではないか?

 その点、この作品はビジネス界が舞台だが、F1層とF2層の支持も高いと聞く。
 やはりF1層とF2層におもねらない『相棒 season14』(テレビ朝日、水曜午後9時)も相変わらず好調だ。
 いちばん大切なのはまず面白い作品をつくることであり、視聴者ターゲットを定めるのは二の次にすべきだろう。

 『下町ロケット』は内容が前向きだから、ウィークデーを控えて、ちょっと憂鬱な気分に陥る日曜の夜にも合っている。
 これからまだまだ視聴率は上がっていくはずだ。

 次回8日の放送からは、吹けば飛ぶような「佃製作所」と「帝国重工」がお互いのプライドを賭けて全面衝突する。
 中盤のヤマ場を迎え、『半沢直樹』以来となる視聴率30%超えすら予感させる。



【偽装の夫婦】


●【ドラマ】偽装の夫婦 予告集 “3篇”【trailer】


●偽装の夫婦


WEDGE Infinity 日本をもっと、考える  2015年11月18日(Wed)  田部康喜 (ジャーナリスト)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5629

「天下の美女」天海祐希が演じる
日テレ「偽装の夫婦」は上質なコメディ
アラフォーを超えた女優はどこへ

 天海祐希は宝塚歌劇団のトップスターから退団してから、20年を経た。
 「アラフォー」の代表的な女優も50歳が間近い。
 それなのにまったく年齢を感じさせない。
 「天下の美女」といわれた美貌に衰えはない。

 日本テレビ・水曜ドラマ「偽装夫婦」は、主演の天海がけれんみのない安定した演技で魅せる。
 かわいいことが優先された女優の世界にあって、大人の天海のデビューは新鮮だった。
 それは、日本の映画やドラマがしばらく忘れていた記憶だった。

 図書館の司書・嘉門ヒロ役の天海は、独身を続けてきたが、大学時代に一度だけ恋をした陽村超治(沢村一樹)と結婚する。
 彼は幼稚園の園長代理である。
 超治の母・華苗(富司純子)が、余命半年のガンにおかされている、と告白して、超治に自分が死ぬ前に結婚することを迫った末のことだった。
 ところが、この病気話は実は超治を結婚させるための嘘であったことがわかってくる。
 しかも、超治はゲイであった。
 宅配業者の青年である弟子丸保(工藤阿須加)に思いを寄せている。

 天海が演じるヒロは、ほとんど感情を表に現わさない。
 心の叫びは、古い映画の字幕のように現れる。
 「なにいってんだ。ババア」
 図書館の本を汚しては返却する中年女性に対して。
 「わたしは本当に彼を好きになりそう」

 ひとつ屋根の下に住みながら、「偽装夫婦」を演じているうちに、超治の純粋な心に触れて、かつての愛情を取り戻してきたのである。
 ところが、ヒロがそのことを告白しようとすると、超治は憧れている保(工藤)のもとへ出かけてしまうのである。
 酔った勢いで保に告白すると、保に驚かれてしまい、傷つく超治であった。

 ドラマは上質なコメディに仕上がっている。
 そして、これまで数々のドラマで高視聴率を獲得したように、天海の演技は確実である。

■汚れ役を演じても、「天下の美女」

 天海の女優人生に欠けているのは、主演作に対する世界的な賞である。
 主演女優賞を獲得して欲しいばかりではない。
 カンヌ、ヴェネツィア、ベルリンの映画祭で監督が最高賞を獲得した作品のエンドロールに、彼女の名前を見出したい。
 デビュー作には、その後の女優人生の将来が暗示されているものである。

 天海のドラマ初主役は、フジテレビの「橋の雨」(1996年)だった。
 伊集院静の原作。
 CSの専門チャンネルで最近観た。
 普通のOL役の天海が、ふとしたきっかけでヤクザの緒方拳と知り合う。
 緒方は天海を自分の世界に引きずり込むことを避ける。
 天海は自分も緒方と同じように、背中にコイの彫り物を入れて、結ばれようとする。
 しかし、緒方はヤクザの抗争のなかで死んで、ついにふたりは結ばれない。
 汚れ役を演じているようでいて、やはり「天下の美女」である。
 制作者たちはそんな天海に、日本を代表する緒方を配し、ひそかに天海を慕う役に当時は若手の阿部寛を当てる。
 宝塚の舞台で、トップスターを光り輝く存在にするように、相手役と脇役に演技力の高い人材を配する。

■家族の在り方を問う

 今回のドラマも、偽装の夫婦をともに演じる沢村をはじめ、姑役の富司、叔母役には個性派女優のキムラ緑子が脇を固めて、宝塚のスターシステムのように天海を支えている。
 「偽装夫婦」のテーマは、家族とはなにか、にある。
 シリーズは毎回、小さな事件が起きて、そして家族が愛し合うことの難しさと暖かさを描いていく。

 第6話(11月11日)は、超治が園長代理を務める幼稚園の園児がいなくなる。
 母親の水森しおり(内田有紀)は実は、弁護士の夫から家庭内暴力を受けて娘の園児とひっそりと暮らしていたのだった。
 居所をつきとめた夫によって、娘は実家に連れ去られた。
 ヒロと超治は、園児の奪回作戦をたてる。
 宅急便業者の保(工藤)が配達を装って、娘の実家に入り込み、あらかじめ録音しておいたが母親のしほり(内田)が外に出るように、という声によって、娘を救い出す。
 そして、ヒロの素人とは思えない法律知識によって、再び娘を取り戻しにきた弁護士をやりこめて、奪回作戦は成功に終わる。

 再縁を迫る夫に対して、しほりはいう。
 「もうあなたと一緒にいるつもりはない。
 いまはヒロさんと暮らすのが夢だ」
と。
 男女の性差を超えて、さまざまなカップルの在り方を肯定する、LGBT運動がドラマの下敷きになっている。
 超治と保、ヒロとしほり。
 家族の在り方はこれから、多様になっていくのだろう。
 こうしたドラマがゴールデンタイムに堂々と放映される時代になったことは、未来を暗示する。

 さて、「天下の美女」である天海の未来である。
 アラフォーを代表する女優として、アラフォーという言葉の流行に一役買った彼女は、50歳を間近に控えてどう変身していくのだろうか。
 あるいは、いつまで宝塚のスターシステムのような、彼女にスポットライトがあたるドラマのなかで生き続けていけるのだろうか。

 家族の在り方を問う今回のドラマの演技は、コメディアンヌでありながらシリアスな問題に切り込む二重性をもっている。
 天海のなかに、引き出されていない可能性はまだまだあるのは間違いない。



※週刊朝日 2015年12月4日号 dot. 11月25日(水)16時12分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151125-00000012-sasahi-ent

天海祐希は結局不幸に? 
ドラマ「偽装の夫婦」に評論家期待〈週刊朝日〉

再生がうっすらと見えるものの、油断は禁物?

 漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏は、「偽装の夫婦」(日本テレビ系 水曜22:00~)の脚本家・遊川和彦の“破壊”に油断できないという。

*  *  *

 遊川和彦は「破壊」の脚本家だ。
 氷のような女教師が、学校教育を破壊する「女王の教室」。
 サイボーグのような万能家政婦が、希薄な家族関係を破壊する「家政婦のミタ」。
 その破壊力がこれでもかと発揮されたのが、朝ドラ「純と愛」だ。

 ヒロイン・純(夏菜)は、就職したホテルが外資に買収され、退職。
 次に働くことになった下町の小さな宿屋は、火事で全焼。
 母親は若年性アルツハイマーになり、父親は海で溺れ死亡。
 やっと自ら開業したホテルは、オープン直前に台風が来て半壊。
 夫・愛(風間俊介)は、脳腫瘍で昏睡状態のまま最終回……という、朝から視聴者を絶望のドン底に突き落とすかのような暗黒朝ドラだったことよ。

 朝ドラだから、最後はヒロインが幸せになる。
 家族や夫は、いつもヒロインを温かく見守っている。
 な~んて予定調和を、ことごとくブッ壊したいという、圧倒的な意志。
 でも毎朝15分ずつ、コツコツ不幸を見せつけられる、こっちの身にもなって!

 とびきりの幸せ破壊王・遊川さんの最新作は、「偽装の夫婦」。
 今回、彼が破壊しようとしているのは、「夫婦」という最小単位の家族だ。
 常に貼りついたような笑顔を浮かべているヒロ(天海祐希)は、内心では毒を吐きまくる人嫌いの女。
 そんな彼女が、かつて自分を捨てた男、実はゲイだった超治(沢村一樹)と結婚するはめになる。

 このドラマに、いわゆる「ありきたりな家族」は存在しない。
 元夫からのDVが原因で、男性恐怖症になったシングルマザー・しおり(内田有紀)は、ヒロに愛を告白する。
 女を愛する女。
 男を愛する男。
 男を愛する男を、愛する女。
 「偽装の夫婦」であるヒロと超治の家は、悩める傷ついた者たちの駆け込み寺のよう。

 世間の常識を破壊しまくってきた遊川さんだけど、このドラマには破壊の先の再生が、うっすらと見える。
 「理想」に見える夫婦や家族が、本当に幸せかどうかはわからない。
 肉体関係のない「偽装の夫婦」、血縁関係のない「偽装の家族」こそ、実はいたわり合う関係を築けるんじゃないか?
 そんな理想の「偽装の夫婦」。

 しかしそこは、前作「◯◯妻」で、最終回にヒロイン・柴咲コウを土手の階段から転落死させたバッドエンド遊川。
 天海祐希にどんな突発的不幸が訪れるのか
 予断は許さないけどね。








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前代未聞? ドラマ『5→9』に本物の“男の娘”登場 :驚愕の女装のクオリティの高さに注目!

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リテラ > 芸能・エンタメ > ドラマ > 2015.11.02
http://lite-ra.com/2015/11/post-1644.html

前代未聞?
月9ドラマ『5→9』に本物の“男の娘”登場!
女装のクオリティの高さに驚愕の声上がるもドラマは…


●フジテレビ『5→9 ~私に恋したお坊さん~』番組サイト「CAST&STAFF」より

 月9ドラマ『5→9 ~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)で前代未聞の事件が起きている。
 同ドラマは、石原さとみ演じる「5時から9時まで」英会話学校で講師として働く29歳独身・桜庭潤子が、山下智久演じる東大卒の僧侶・星川高嶺に迫られまくるラブコメディ。
 原作は相原実貴の漫画『5時から9時まで』(小学館)。
 今晩、第4話が放送される予定だ。

 しかし、前代未聞の事件というのはストーリーがとんでもないということではないし、共演者キラーと言われる石原が山下とスキャンダルを起こしたということでもない。

 事件とは、第1話から登場する美少女高校生・里中由希のことだ。
 由希は石原が講師を務める英会話学校の生徒で、いきなり石原に抱きつくシーンで姿を現す。
 童顔でロリータ的なかわいさがあり、一部では「正直、石原より魅力的」という声も聞こえるほどだ。


●そのシーンとは

 しかし、第1話での立ち位置は基本モブキャラ。
 第2話でもそれは変わらないが、高校のクラスメート・蜂屋蓮司(ジャニーズJr.長妻怜央)と一緒に路上でいるシーンで生足を披露し、ミニスカートと黒のソックスから艶めかしい太ももまでのぞかせた。
 第3話ではハロウィンパーティの様子が描かれるため、『ふしぎの国のアリス』風のコスプレを披露すると、ネット上で「アリス似合いすぎ」「かわいすぎるー」「アリスのコスプレがあんなに似合うなんて」と絶賛の声があふれた。
 そして、エンディング。
 石原と山下の仲が上手く行き始めたところで、突然、「私、潤子ちゃんに告白するから!」と石原に告白する。
 原作を知らない視聴者は「?」と思っただろう。
 しかし、由希はレズビアンではない。

 そう。
 実はこの里中由希は女装男子、今風に言えば“男の娘”で、
実際に正真正銘の男子が演じていたのだ。

 由希を演じていたのは、スターダストプロモーションの音楽グループEBiDAN39 & KiDSから選抜されたフォークデュオ・さくらしめじの1人、髙田彪我だった。
 髙田は2011年10月23日生まれの15歳で、身長は149cm。ドラマ出演はこれが初となる。
 Wikipediaにも「さくらしめじ」の項目しかできておらず、まだ「髙田彪我」の項目はない。
 一部では髙田は美少年として知られていたが、いまだマイナーであり、とんだ伏兵だった。

 原作ファンの間では、誰が由希を演じるか、配役は原作どおり男性になるか、それとも女性になるか、ドラマが始まる前から話題になっていた。
 しかし、まさか本当に男子に男の娘役をやらせるとは。

 プライム帯の地上波ドラマに男の娘が登場するだけでも驚きだが、さらに特筆すべきは、その登場の仕方が決してネタ的なものでなく、女装のクオリティが高いことだろう。

 最近ではアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の実写版テレビドラマで、松雪集(ゆきあつ)役の志尊淳が女装姿を披露するというシーンがあった。
 だが、志尊淳の女装はどう見てもギャグにしか思えないと、不評。
 アニメの描写を実写版で再現するのには無理があり、原作ファンの失笑を買った。

 10月から放映されている資生堂のCM「High School Girl? メーク女子高生のヒミツ」に化粧をした女装男子たちが女子高生として出演し大きな話題となっているが、女装男子を見慣れた人間はすぐ気づいてしまうレベルのもので、クオリティは低い。

 また古くは、ヤンキーの鈴木一郎が、女性にしか見えない美少年の佐藤ゆうきに恋して追いかけ回す、男の娘物のはしりと言える奥浩哉の漫画『変』(集英社)には実写版テレビドラマ『変 [HEN] Vol.1 鈴木くんと佐藤くん』(1996年/テレビ朝日系)が存在する。
 しかし、ドラマ版では佐藤ゆうきを女性の佐藤藍子が演じて、多くのファンを落胆させた。

 ところが、由希役の髙田彪我はウィッグをまとったロングヘアーで、メイクもきっちりキメており、149cmという小柄な体格も手伝って、完全に女子高生にしか見えない。
 クランクインの際はまだ14歳だったせいか、声も高い。
 これは異例だ。
 女子の声を出せる女装男子はまず存在しない。
 第二次性徴を迎えたか迎えないかの、男子中学生の美少年をキャスティングしたからこそできた芸当だ。

 2010年代初頭から中盤にかけての、マンガやゲームでの“男の娘”は現在、ジャンルとして定着した。
 しかし、三次元での女装男子はまだまだアングラな存在だ。
 女装男子やニューハーフがテレビに出る時はキワモノ扱いされることが多く、バラエティ出演が主で、元“男の娘”AV女優として有名な大島薫でさえ、いまだ地上波への進出は果たしていない。
 ましてや男性が常時女装する役柄でドラマ出演し、月9に登場するなどということは今までありえなかった。

 制作側もサプライズ的な仕掛けを狙ってか、髙田が女装男子を演じるということをギリギリまで秘密にしていた。
 第1話放映時は誰が由希にキャスティングされたかはクレジットされず、公式サイトでも由希の写真だけシルエットのみになっていた。
 そして、第3話放映直前、公式サイトで由希の写真が公開されたが、キャストまではまだ書かれていない。
 制作側の判断はあざといと言うほかないだろう。

 女装男子が出演しているという情報は当初、それを知った目ざといツイッタラーがキャプチャ画像と一緒にツイートし、かなりのリツイートを稼いだことで知れ渡った。
 その後、新聞やドラマニュースサイト、まとめサイトなどでも取り上げられて、話題になっている。

 今のところ由希の出番は多くないが、原作では潤子を自室に連れ込んで半裸で誘惑したり、仮病を使って潤子と二人きりになり、無理矢理唇を奪ったりしていた。
 現在、漫画では由希は潤子の妹、寧々に告白されて、二人の仲は急接近している。
 由希は読者のキャラクター人気投票でもランキング5位につけているほどの人気だ。
 ドラマでもこれから出番が増えるかもしれない。

 ただ、月曜日午後9時から放映されているドラマだけあって、11巻まで発売されている原作をかなり換骨奪胎しており、異同も多い。
 マンガ版はセックスシーンも多く、かなり濃厚で過激なのに対し、ドラマは石原と、彼女をひたすら追いかける山下の、気が抜けた退屈なドタバタ劇にしかなっていない。

 ここのところ『HEAT』『心がポキッとね』『戦う!書店ガール』などドラマの視聴率がことごとく低迷しているフジテレビ。とくに目立つのが時代の流行を表層的に取り入れて失敗するパターンで、今クールでいえば『オトナ女子』がその典型だろう。
 『5→9』も女装男子を真っ向から男性に演じさせたはいいが、ドラマとしては撃沈する可能性もある。
 せっかく美しい女装男子を登場させるという前代未聞の試みを行ったのだから、物語のほうももっと冒険をしてほしいものだ。






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2015年10月26日月曜日

新ルパン三世のOPを片目で見ると:映像が立体的に見える!?

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▼飛び出しまくりボンバーだ! 全画面表示で!

●「ルパン三世」オープニング映像
2015/09/29 に公開
30年ぶりとなる「ルパン三世」新テレビシリーズ。イタリア・サンマリノ共和国を舞台­­­に、ルパン一味の活躍を描く。
原作:モンキー・パンチ(C)TMS
公式サイト:lupin-new-season.jp


ロケットニュース24 2015/10/25
http://rocketnews24.com/2015/10/25/654905/

新ルパン三世のOPを片目で見るとヤヴァイと話題に
 / ワイ「ホンマかいな」→ これヤベェェエエ!!!!

  痛快なストーリーとハードボイルドな世界観で老若男女問わない人気を誇る『ルパン三世』。
  今期、ルパンの新テレビシリーズが放送中だ。
 私(中澤)も毎週ルパン一味の世界を股にかけた活躍に胸をトキメかせている。

 そんな新ルパンの OP がネットで話題になっている。
 なんとOPを片目で見ると映像が立体的に見えるというのだ。
 この噂を聞いた時、私は思った。
 「いくらなんでも片目を閉じただけで二次元が立体になるわけがない」と。
 しかし、映像を再生し片目を閉じた時、自分の愚かさを悟った。
 ……ってか、これヤベェェエエ!!!! 
 マジで飛び出してるんですけど……、
 どういう仕掛け? 
 ねえ、どういう仕掛けなのこれ!?

●・立体映像を見る方法
 改めて OP を立体映像にする方法をご紹介すると、
★.OP を全画面表示にして再生し
★.片目を閉じる。
 以上だ。
 それだけで映像が信じられないくらい立体的になる。
 特に圧巻なのは、26秒から始まる次元のパートだ。
 ススキや弾丸が飛び出してきて、画面の奥行が半端ないことになるぞ。

●・ネットの反応
この仕掛けにはネット民も驚いたようだ。
以下が Twitter の反応である。

「ほんとだああああ」
「スゲエエエ」
「うおおおっってなった!」
「銃弾向かってきてビックリしたw」
「やばい。拳銃の所とか!」
「なんという職人芸!」

●・制作陣の愛と意気込み
 ただでさえ、感動もののレベルの作画なのに、さらにこんな仕掛けもしているところに頭が下がる思いだ。
 制作陣のこのシリーズに懸ける意気込みと作品への愛が伝わってくる。
 これからも期待してます!






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2015年10月24日土曜日

アジアの小学生が熱唱する『You Raise Me Up』:本気で鳥肌がたつレベル!! に世界が感動

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▼こちらが拡散中の動画だ

●国新声代 李成宇 谭芷昀 《You Raise Me Up》
2015/10/06 に公開


ロケットニュース24 2015/10/24     11時間前
http://rocketnews24.com/2015/10/24/654662/

YouTube に天使降臨! 
アジアの歌ウマ小学生が熱唱する『You Raise Me Up』に世界が感動
動画の再生回数1000万回超の大大大ヒットに!

  よく音楽に国境はないと言われるが、いまとあるアジアの小学生の歌声が美しすぎると YouTubeで猛烈に拡散中!
 世界が注目し、再生回数1000万回を突破しているという。

 そんな歌ウマなキッズの正体は、10才の男の子と7才の女の子。
 その歌を聞いてみると
……本気で鳥肌がたつレベル!! 
 その声は、人種も、言語も、文化も何もかもを超え、多くの人に感動を与えているのだ。

●・YouTubeに降臨したアジア系歌ウマ小学生
 動画に映し出されているのは、アジア系の男の子と女の子だ。
 2人が歌うのは『You Raise Me Up(ユー・レイズ・ミー・アップ)』。
 きっと誰もがどこかで一度は聞いたことがある名曲だ。

 小学生の2人があんな難しい曲を? 
 ……というのは、完全に要らない心配だった!
 とにかく、何も言わずに歌を聞いてほしい。
 2人とも感情豊かな澄んだ歌声で、ハモリも完璧。
 聞いているだけで涙腺が刺激され、涙がこぼれそうになるほどなのだ!!

●・世界のネットユーザーから感動の声
 2人の歌声がネットで公開されると大拡散!
 英語圏のネットユーザーの心を震わせ、嵐のような感動コメントが寄せられている。

「アメイジング!!」
「こんなに素晴らしい歌声は聞いたことがない」
「泣いたよ!」
「何てこった。なんて完璧な英語なんだ」
「発音が素晴らしいわ」
「毎日聞いても飽きることがないよ」
「ねえ、誰か!! 彼らの名前を教えてちょうだい!」

●・カナダと香港出身の小学生と判明
 この度『You Raise Me Up』が披露されたのは、中国のオーディション番組「中国新声代」でのこと。
 歌っているのは、ジェフリー・リー(10)とセリーヌ・タムちゃん(7)という。

 プロフィールによると、2人は中華系ではあるがジェフリーくんはカナダ生まれ、セリーヌちゃんは香港生まれとのこと。
 なーるほど、ネイティブをうならせる英語というのも納得だなぁ!

 2人の歌声は世界中に拡散し、なんとアメリカのテレビ番組にも招待されたそうだ。
 今後は、オーディション番組から世界に羽ばたいたスーザン・ボイルさんや、リン・ユーチュンくんのような活躍を見せるかもしれない!

参照元:YouTube、Sina Weibo、Facebook
執筆:沢井メグ






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2015年10月22日木曜日

実に面白くないアニメ:「躍動するドタバタラブコメ!萌えるだけじゃなくて燃える2015」?、とてもそんなレベルではない!

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 今期は『ブラックジャック』と『ルパン3世』という外れクジのないのが揃っている。
 だがこの2本を別にすれば、ろくなのがない、というのが本当だろう。
 複雑怪奇な設定は製作者にとってはワクワクするだろうが、見る側にとっては「ウザイ」だけである。
 『落第騎士の英雄譚』だが、とても評価することはできない。
 前期の『空戦魔導士候補生の教官』の二番煎じで、内容的には一回り劣る。
 バカばかしさなら『ワンパンマン』の方がいい。
 好みの問題もあろうが『落第騎士の英雄譚』を押す気にはなれない。
 出だしは『学園都市アスタリスク』とほぼ同じ。
 まあ、よく似たものだと思ってしまう。
 誰でも考えそうなストーリーというところか。
 「深みの欠落」と言っていいだろう。
 その程度の新規性のないシロモノにすぎない。
 今期は新規モノに面白いのはない、と言っていい。
 それでも強いてあげれば『すべてがFになる』くらいか。


ロケットニュース24 2015/10/22     51分前
http://rocketnews24.com/2015/10/22/652921/

躍動するドタバタラブコメ! 
萌えるだけじゃなくて燃える2015秋アニメ『落第騎士の英雄譚』

2015年もあと2カ月ちょっと。秋アニメも3話までが放送され、作品の世界観や設定が分かり始めたところだ。
アニメにおいて1話~3話の出来は、物語の始まりという以上に重要な意味を持っている。
出だしの出来が悪ければ、視聴者が次週からその作品を見るのをやめてしまうのだ。

そのため、名作と呼ばれるものの多くは、大体最初の3話で視聴者の興味を引くものを提示している。
そして今期、肝心の出だしでスタートダッシュが1番うまくいったのが『落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)』である。

●・あらすじ
己の魂を剣に変えて闘う現代の魔法使い「魔導騎士」。
その学園に通う黒鉄一輝は、 留年した落第騎士(ワーストワン)だった。
そんな彼が、ひょんなことから10年に1人の天才と呼ばれるA級騎士(ナンバーワン)のステラ・ヴァーミリオンに決闘を申し込まれる。
誰もがステラの勝利を疑わなかった勝負。
しかし、その決闘は驚愕の結果となる……。

●・テンプレすぎるストーリー展開だが……
話の内容は、最近のライトノベルで流行りのとてもベタなものだ。
駄目評価をされている主人公が周囲から本来の実力を認められていく展開や、開始数分でヒロインが脱ぐ → 主人公がそれを見る、ヒロインと妹で主人公の取り合いを始める等、どこかで見たようなシーンのオンパレードすぎて笑ってしまう。

しかし、そこまでベタなのにもかかわらず、いつの間にか引き込まれているのがこの作品。
ドタバタ劇や熱い展開を見ていると、一瞬で30分が経過している。

●・女の子がかわいい
ツンデレのステラにヤンデレ妹の珠雫(しずく)、心根の熱い主人公・一輝。そんなキャラ達が独特のテンションの高さで繰り広げる掛け合い。
その際に見せる表情はとても生き生きしている。

中でも特筆すべきは女の子のかわいさ。
ステラが馬鹿馬鹿しいことに全力で悩む様や、珠雫におちょくられるステラ、珠雫のヤンデレっぷり
……といったように、とにかくかわいい。
コミカルな上にかわいいのだから、思わずニヤッとせずにはいられないほどである。

●・萌えるだけではなく燃える
また、能力が低く周りからも舐められている一輝が、次々と格上の相手を倒していく様子はベタだが痛快で熱い。
そしてそういったシーンも半端なく躍動しているので、こちらの心は主人公たちの気持ちに乗せられてしまう。
クオリティーの高いベタは最強だ。

●・ラブコメの名手 大沼心監督の独特の色
前述した特徴は、この作品の監督・大沼心さんの作品『バカとテストと召喚獣』や『のうりん』等にも見られるものである。
いわゆるこの人の “色” というヤツだろう。
放送前、テンプレすぎるストーリーに上記作品とは方向性が違うのかと若干不安になっていた私。
しかし、フタを開けてみると、ばっちりカラーが出ていて安心した。
また、ベタベタのストーリー展開を考えるに、現時点で後半に熱くたぎる盛り上がりがあることは容易に想像できる。
ドタバタラブコメ好きはもちろん、熱い展開が好きな方も今から見ておいた方がいいぞ!

参照元:『落第騎士の英雄譚』公式HP

▼PV第一弾

●TVアニメ『落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)』第一弾PV

▼PV第二弾

●TVアニメ『落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)』第二弾PV


【すべてがFになる】



●「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」第4弾ロングPV(WEB限定)



メディアゴン 12月3日(木)15時30分配信 齋藤祐子[神奈川県内公立劇場勤務]
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151203-00010002-mediagong-ent

<アニメ・すべてがFになる>実写をはるかに超える表現力

  見はじめて、冒頭の主題歌のアニメーション部分で「今度はいける」と思ったのはフジテレビ深夜帯に放送されているアニメ「すべてがFになる」である。

 1年ほど前に同じ局で放映された実写版「すべてがFになる」では綾野剛はいいとして、相手役の女優はどうも理系女子に見えないし、それ以外は金曜ミステリ的な妙にリアルで猟奇的な密室殺人のトリックが、ただもう「実写にするとこのトリックはこうなるのか、気持ち悪いなあ」という印象しかない。
 なにより、タイトルこそ「すべてがFになる」だったが、1話完結の推理ドラマという枠組で行くと決まっていたのか、1クールで1つの事件とトリックでも足りない豊富なエピソードを1話完結にしてしまうという暴挙(?)に出ていた。
 結果として、あのおそろしく抽象的でレトリカルな主人公たちの会話や思考の魅力を、見事に全部(ではないにせよ、ほとんど)カットせざるをえない。
 タイトルこそ「すべてがFになる」だが、森作品の犀川&萌絵シリーズを1作ずつ賞味45分の枠に納め続けることになった。

 それで原作ファンが喜んだかといえば、原作のファンである筆者としては、正直「うーん」という気分である。
 その作品が今度は1クールの放送枠すべてを費やして、真賀田博士の死亡と逃亡を巡る壮大な物語の序章「すべてがFになる」をアニメ化する。
 かつ繊細な心理描写にふさわしい卓越した作画や展開、テクニックに満ちていることもあって、ファン満足のクオリティを獲得したといえよう。

 もともと森博嗣や西尾維新といった作家のファンは、物語偏愛とも呼ばれるほど独特の嗜好性が強く漫画やアニメファンとのかぶりも多い。
 そこからすれば、最初から実写は冒険だった、といえなくもない。
 とかく原作物のドラマ化は原作のファンからは評判が悪くなることが多い。
 キャスティングにも、この人にならやって欲しいというファン投票などをして臨んでくれるのでなければ、わざわざドラマ化してほしくないというのは原作ファンの願いでもある。

 放映時間帯も、かつてのテレビの解放区と呼ばれた深夜帯で十分。
 この時間帯はCMもエッジが効いていて面白いし、なによりアニメーションなのでDVDを売るほうが主眼のようで、そのCMや新作のアニメーション映画の宣伝などは視聴者へのターゲティングとしても合っている。
 特に放映前にアニメ番組のDVDボックスの売り出し日を決めてCMで告知するのはポイントが高い。
 これだけクオリティの高い作品なら所有したいというファン心理を十二分にくすぐるからだ。
 などなどを考えると放映権の高い、かつ、何かあるとすぐ勘違いな苦情がきて番組のコンセプトや趣旨を曲げざるを得ない、品行方正でなくてはならないゴールデンの時間帯にはもとから用はない、ともいえる。

 推理、ミステリの王道として、このシリーズも、実写でまともに表現したら相当凄惨な殺人シーンがかなりの頻度で登場することになるのだから。
 ある種の表現には、それ以外のメディアに転写しづらいものが、確実にある。
 細かな心理描写ということでいえば、日本の漫画やアニメーションはすばらしい表現領域を開拓した。
 それにくらべれば、映像表現はそこまで追いついてはいない、ということになるのだろうか。
 もちろん、1クール3か月で役者の拘束などにも種々制限のあるドラマの現場には、ただでさえ制約が多いだろうことは想像にかたくない。

 それ以外の制約はもう勘弁してほしい、ということならば、テレビドラマの表現は、はなはだつまらないところに着地するともいえるのだが、さていかがだろうか。






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2015年10月20日火曜日

ドヒャッツー:「メーク女子高生のヒミツ」

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▼コチラが話題の「メーク女子高生のヒミツ」だ!

●High School Girl? メーク女子高生のヒミツ
2015/10/15 に公開
謎めく女子高の教室。この教室には、ある秘密が隠されている・・・?

ロケットニュース24 2015/10/20 2時間前
http://rocketnews24.com/2015/10/20/652237/

ウソだろ! 
この女子高生のなかに “女装男子” がいるだって!? 
資生堂CM「メーク女子高生のヒミツ」が衝撃的すぎると話題

「可愛いは作れる♪」とはよく言ったもの。「美女のスッピンが別人だった」なんてザラだが、いま、資生堂が公開した動画が改めて化粧のパワーを教えてくれると話題になっている。

それは、とってもキュートな女子高生の様子をとらえたもの。……なのだが! なんと、彼女たちのなかに “女装した男子” がいるというのだ。その様子は動画「High School Girl? メーク女子高生のヒミツ」で確認できるが、あなたはどの娘が女装男子かわかるだろうか?

●・可愛い女子高生のメイクCM!

動画に映し出されているのは、教室の女子高生たち。休み時間だろうか? おしゃべりしたり、音楽を聞いたり、読書をしたり思い思いに過ごしている。ふむ。それにしても最近の JK は可愛いおすなぁ!! いやぁ、眼福、眼福……と思っていたら!

●・この教室に男子がいたの、気づいた?

女子全員が画面に登場したところで「この教室に男子がいたの、気づいた?」というメッセージが映し出された! このなかに “女装男子” がいるっていうの? マジで!? その衝撃の結末は、動画で是非確認してほしいが、やべぇ完全に騙された! メイクのチカラすげぇぇぇぇぇ!! 

●・ネットユーザーの声「しゅごいいいい!!」

「しゅごいいいい!!」
「これはわたし好みなやつ…!」
「お見事すぎてビビる。」
「可愛い子が・・・・可愛いは作れる!!!!!!!!!!!!!!!!」
「これが男子って嘘やろ!!!!?」
「普通にわかったけどまあかわいい」

ネット上では驚きの声と共に、「答えがわかった」という声も寄せられているが、あなたは、一体、誰が男子だったのか、おわかりだろうか? 私はこう、いろいろと勉強になった次第だ。改めて、メイクって凄い。


●High School Girl? メーク女子高生のヒミツ メイキング映像
2015/10/15 に公開

2015年10月18日日曜日

「ドローン専用ライフル銃」:電波を発してドローンの操作を不能にし、生け捕りにする

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▼これが「ドローン専用のライフル銃」だ!

 Battelle DroneDefender™
2015/10/14 に公開  504,867


ロケットニュース24 2015/10/18   21分前
http://rocketnews24.com/2015/10/18/651187/

【4日間で48万再生】
弾丸を使わない「ドローン専用ライフル銃」の動画が世界中で話題

 危険なことに使う人がいなけりゃ、そんなに騒ぐこともないのだが
 ……話題の小型無人飛行機「ドローン」。
 最近ではオモチャとして広く販売されるようになり、搭載されたカメラで空撮なんかも出来ちゃう優れものである。

 だがしかし、進入禁止の場所を上空から無断で撮影しようとしたり、本物の銃を搭載する等の事件が発生してしまったのだ。
 今回は、それらの事件に対抗するべく開発されたという、ドローン専用のライフル銃をご紹介したい。

・ドローン専用のライフル銃
 そのライフル銃の名前は「バテル ドローン ディフェンダー」(Battelle DroneDefender)という。
 開発したのはアメリカの大手研究機関「バテル記念研究所」だ。
 実はこの銃、弾丸の代わりに電波を発してドローンの操作を不能にするのである。

・有効距離は400メートル
  そしてスペックだが、射程の有効距離が約400メートル、
 重さは4.5キロ。
 スイッチを入れてから0.1秒以内に起動して、約5時間の連続使用が可能とのこと。
 スゴイ性能なのかどうかはわからないが、なんとなく十分な気はする。

・ドローンを生け捕り
 前述の通り、このライフルからは弾丸の代わりに電波が発せられるのである。
 そして、その電波で操作を不能にして
 ……やがてはハイジャック! 
 まり、ドローンを“生け捕り”に出来るというものなのだ!!

・思わずツッコミたくなる動画
 動画で見ることの出来るドローン追撃の様子が、これまたなんともシュールで面白い。
 15秒あたりで、サングラスをかけた “いかにもスナイパー風” の男が登場してドローンに銃を向けるのだが……。

 発せられる電波は見えないので、スナイパー風の男はただひたすら銃を向け続けるだけ。
 銃から何も発射されない地味な映像に、だんだんもどかしさが込み上げきて、最後には「そんだけ狙っといて結局撃たんのかい!」と思わずツッコミたくなるゾ!!

・驚きの動画再生回数
 しかも、この動画の再生回数がまた凄い! 
 2015年10月14日に公開してからわずか4日間で48万回以上というではないか!! 
 ただドローンを狙っているだけの動画がこんなにも話題になるとは驚きだ。

 何かと物議を醸している「ドローン」だが、価格もかなり下がってなってきており、今後さらに入手しやすくなることだろう。
 こういったライフルに狙われることのないよう、安全に使用したいものである。

参照元:YouTube